ツールドおきなわ市民200km レースリポート その2


普久川ダム2回目〜源河
2回目の登りが自分にとって勝負どころ。大集団を形成しそうなメンバーにとにかくついていくことだ。
登りに入ってオーベストの店長がもの凄いスピードで上げていく。T岡さんを含む優勝候補たちがついていく。ここでトップ集団とはおさらば。20人くらいいってしまっただろうか。
僕の目標にしているスペースのF田さんが近くにいたので見失わないように淡々とペダルを踏み続けた。なるしまロングランでお世話になったK子さんやN村さんともバトルしながら。
トップから3分くらいの差で補給所を通過。10人くらいの集団ができた。アップダウンを繰り返しながら補給も忘れずにとる。
高江の登りもみんな疲れているからかペースは速くない。自分が辛い時はまわりもペースが落ちる。後ろから追い付いてくる人達もいて集団はいつの間にかに大きくなっていた。前から落ちてくる人もいて大集団が形成された。
なるしまのF田さんやスペースのF田さんなどBR−1の選手も入っている。この集団にいれば結構いいタイムで走れそうだ。
高江からは下り基調とはいえ細かい登りも結構ある。アウターからインナーに落とす時の変速がおかしく、よくチェーンが外れそうになるので慎重に。
後半は水をこまめに補給してアスリートソルトも忘れずに食べたからか攣りそうでつらないところで足はなんとか保っていた。時折アキレス腱が固まって回せなくなるが下りで伸ばしてだましだまし走った。もうすっかり安全になった集団でも前の方をキープする。
慶左次の補給所で水をとり、いよいよ最後の源河の登り。


源河〜ゴール
登りにさしかかったところでスルスルと一番前に出た。これをやってみたかったんだ。
ここで暫く前を引き続けられればカッコいいんだが、オッティモの選手が格違いのスピードで集団から飛び出して行った。自分はどんどん抜かされ、しかも前に出るのに頑張っちゃったから足はいっぱい。いよいよ危なくなってくる。登り口で一番前だったから集団のケツまではかなり時間を稼げたけど中盤で集団から遅れ始める。
かろうじて集団のケツが見える位置で頂上をクリアしたけど追いつけそうもない。登り返しで完全にあきらめた。それでもそこで千切れた人達4人くらいのパックができたのは助かった。下りきったところで妻子が応援していたので手を振って最後の平坦を迎えた。
130kmのちぎれ組と200kmのちぎれ組の5〜6人のパックで先頭交代をする。200kmの人で平地をグイグイ引っ張ってくれる人がいてそれなりのペースを保てた。なかには先頭に出る時スピードを上げすぎて一人前に出てしまう人もいたけどかまわず一定ペース。
ラスト1kmを切りフィッテの選手に「スプリントやりますか?」と声をかけられたが、そんな元気はなく一番後ろで見送ってゴール。時計は12時31分だった。