ツールドおきなわ市民200km レースリポート その3

3年ぶり2回目の200km
今年はこの日の為に頑張ってきた。具体的な順位というよりは最後まで大集団でレースをしたかった。そうすれば50位以内に入れるだろうから。
順位は目標をクリアし、最後の源河では千切れてしまったけれど満足な結果だ。いや、正直こんなに走れるようになったのが嬉しい。
初めて沖縄に来たのは2002年で50kmに出て7分近く遅れてゴール。翌年は120kmで90位くらいで完走できて嬉しくて涙がこみ上げてきた事は忘れられない。さらに次の年には200kmに出てブービーで完走。
今までヒルクライムレースは結構出ているが、ロードレースは自転車に乗り始めて沖縄を含めて8回しか出ていない。それも殆どがスタートと同時に千切れていた。実際のところ沖縄に来るまでロードレースを楽しんだという感覚はなかったが、こんな僕でも沖縄は120kmに出た時にレベルはどうであれロードレースって気持ちがいいなと思った。それほどに魅力的なコースと雰囲気をもったイベントだ。沖縄という目標があるからここまで走れるようになったのだと思う。


お台場水曜朝練のおかげ?
今年は春先からO君と二人で今までやったことのない朝練を始めた。レベルが違うから僕を千切らないようにギリギリなところで走ってくれたことで、徐々にスピードについていけるようになった。
朝練が習慣になってきたころ、O内さん、T中さんも加わりパワーアップ。朝練で皆と同じレベルで走りたいというモチベーションが生まれ通勤での練習量も増えていった。
東京ヒルクライムに出た時に、今回の200kmで優勝したT岡さんをナンパして練習に参加してもらうようになり、乗鞍でバトルした今回の130kmで4位になっただはらさんも加わり、お台場水曜朝練は激しさを増していった。それでも、みな大人の走りで”ちぎりあい”はなし。走れる人が前を長く引き、高速の一定ペースを保つ。レベルに関係なく皆が練習になるこの練習のおかげで苦しい場面でも耐えられるようになってきたのだろう。
今回のレース中でも普久川ダムを終えた後のアップダウンで苦しい場面があったが、いつもの練習メンバーから千切れないで走れるのだから耐えられると自分に言い聞かせて走った。お台場朝練ではいつも僕が一番前を引く時間が短く、最後のもがきで遅れているから、自分がどれだけ力がついたのかわからなかったが、このレースで前回よりも大幅に力がアップしていることを実感することができた。前回参加した時の優勝者であるなるしまのF田さんにホテルで会った時、「最後までずっと近くで一緒に走ってましたね〜。」と言われた時は嬉しかった。


48x34コンパクトクランクと11-21のギア
これはT岡さん効果。それまではコンパクトクランクはヒルクライムでは使えるけど、ロードレースではギアが足りなくなるものだと考えていた。
「17-19が一番使うギアで18があるといいんですよ。前は48でも後ろが11あればレースで十分ですよ。」と昨年10位に入った人が言うのだから説得力がある。今回は同じギアで優勝しているし。
後ろが21までしかないのは若干心配だったがレースになってみると34x21を殆ど使わなかった。そして18をよく使った。


172.5mmのクランク
これもT岡さん効果。「inoueさんに向いているのでは」と言われ即決。
今回も「まわりの人よりも少ない力で同じギアを回せるんだ!」と暗示をかけながら登った。


課題
やっぱりパワー不足。もっと筋肉が欲しい。もっと登りで速くなりたい。
来年も今年と同じようなレースに出るつもり。ヒルクライム中心で乗鞍と沖縄に照準を合わせる。今年は土日に結構家を空けてしまったから、来年はもっと家族とも遊ぶ時間を作り、短時間で濃い練習をするようにしたい。


補給 
ボトル : グリコーゲンリキッド6本溶かす。もう一本は水。
レース中に水ボトルを3本もらう。

トップテン1本 パワージェルのミニボトルに入れる。
カーボショッツ・バナナ味 4本
パワージェル 梅3本 半分も飲まず。
アスリートソルト 10粒くらい
LALABAR(固形バー)1本
ロキソニン(痛み止め) 心配していた足の付け根の痛みはそれ程でなく飲まなかった。


自転車装備
自転車  : SCOTT 
コンポ  : レコード
ホイール : シャマル
タイヤ  : ミシュラン・プロ2レース 8気圧
前ギア  : 48x34
後ギア  : 11-21
クランク : 172.5mm