蔵王ヒルクライム・エコ2010 レースレポート その1

40代の部 優勝 1時間5分28秒?  総合 5位


4時半に起床。すぐに朝食会場へ。

バイキングで和食がない。。ご飯を食べたかったのでショック。

パン4つとオレンジジュース。ブドウを食べて終了。高くついた。


準備をして5時半頃からローラー開始。

10分かけて92%まで上げる。少し休んでもう一回91%まで上げて20分ちょいでポールと交代。

昨日久しぶりに会ったO君&彼女が今日も朝早く仙台から応援に来てくれた。スタート前の寒さしのぎにと長袖ジャージを携えて。

O君、本当にありがとう!とても嬉しかったです。


お腹がピンチ。

昨日食べ過ぎたせいか腹を下した。レース前の緊張ですこしゆるい程度ならよくあること。

けど、今日のように5回もトイレに駆け込んだことはない。大会会場がホテルでトイレが近くて助かった。

軽量化っていう意味では悪くないか。


スタート前にARIさんとご挨拶。40代は初めて出場するので他の方は全く知らない。

今日はARIさんをマークする作戦で行くことに。

直前までO君の用意してくれた防寒服を着ていたおかげで腹痛が起きることなく無事スタート。


スタートして予想通りARIさんが飛び出す。すぐに急斜面になるもしばらく2番手走行。

後ろでガッチャンと落車の音が。恐いので振り返らず。

少しして赤いジャージの方(H施さん)が前に出てくる。10分くらい経過してすでに集団はなくなっていた。

このままのペースで走りたいなぁと思っていたら、遅いと感じたのかH施さんがガシガシとダンシングで抜け出した。

僕はこの時点でHさんの事は知らずARIさんも追わないので見送り。


ARIさんと僕ともう一人の3人でしばらく進む。

まだエンジンがかからず、3人で様子見走行。どんどんHさんが離れていく。

第一給水ポイントくらいまでは3人だった記憶がある。

ここで水を取り損ねて自分のジャージにかけてしまった。


ARIさんと二人になってから「前を行く人強いですね。」と聞くと

「H施さんはヒルクライムで有名な人ですよ。」と言われ

これはまずいと火がつく。残り9kmくらいだろうか。

ずっとダンシングで重いギアを踏み続けているので、タレてくるのではないかと思ったのは大間違い。

全然姿が見えなくなってしまっているし、追いつけないような気がしてきた。

10km過ぎに誤ってボトルを落としてしまい水分補給も断たれ少し動揺。軽量化と自分に言い聞かせる。


11キロ過ぎの見晴らしが良く長い直線の急坂で、はるか前方に30代の部で走るポール発見。

Hさんは見えないけど、とりあえずポールに追いつこうというモチベーションが生まれた。

ARIさんはこの辺りで遅れ始めていたから、ひたすら向かい風区間を一人でいく。

2kmくらい追いかけただろうか、ようやくポールに追いつくと、つづら折りの2コーナー先くらいにHさんが見えるではないか。

ポールを発見した時の距離より遠い。。しかし、まだ5kmくらいあるのであきらめるわけにはいかない。


ポールに「あの赤いジャージの人がオレのターゲットだ!」と告げると

僕の前に出て風除けになってくれた。向かい風が強かったので助かった。ありがとう。

少ししてポールが力尽きてからはギアをかけてひたすら踏んだ。


エコーラインとハイラインの分岐点をハイラインに入っていき料金所を通過したところ(ラスト2km)でHさんが視界に入った。

その距離は200mくらいか。あと2kmだからギリギリ捕えられるかもしれないと希望がわく。

もうそこからはありったけの力でめちゃ踏み。気合だけ。

ハムストリングスとケツの筋肉が千切れそうになったので少しダンシングも混ぜながら。

つづら折りなのでHさんの姿をなかなか捕えることが出来ない。ラスト1kmを切って少し平坦になったところでアウターに入れる。

勢い余ってコーナーで大きく膨らんでしまった。


平坦を終えコーナーを曲がるといよいよ最終コーナー前の駐車場案内のPマークが現れた。

昨日車で下見した時にポールと「二つあるPマークを目安にスプリントだねぇ。」なんて話していた。

二つのP看板の間隔は50mくらい。二つ目のPマークを過ぎるとゴールまで150mくらい。

コーナーを曲がった時にHさんは最初のPマークの辺りにいた。だいたい50mくらい先だろうか。

二つ目のPまでになんとか追いつきたい。温存していたダンシングで加速する。

Hさんは僕がいることには気づいていなさそう。

アチェンジでばれないよう静かに追いつきラスト100mくらいで一気にもがいて追い抜く。

そして、そのままゴールに突っ込んだ。

ゴール後、タイツを着ようとしたらハムストとケツが攣ってなかなか着れなかった。


スタート前(O君撮影)

長袖アンダー着てるから袖口に生地がよってしまいカッコ悪い。