2008ツールド八ヶ岳レポート

結果:年齢別男子D(36-40歳) 5位/182人エントリー
タイム:1時間11分07秒 TOP差 3分27秒


6時起床。朝食をすませて旅館駐車場で固定ローラーでアップ。10分温めてから徐々に心拍を上げていき175くらいまで。トイレに行ってからもう一度同様に心拍を上げる。40分程度。体も温まり気温も上がりそうなので夏用長袖、CRAFTの長袖アンダー、下はレーパンのみ。ホットクリームをたっぷり塗った。8時前に会場へ向かう。旅館からスタート地点まですぐ近くでとても便利。来年参加するとしたらまたここに泊まろう。
スタート前は色々な人とお話しながらリラックス。前日エントリーリストを見て、自分の知っている限りでレース成績が上の人が5人いた。知らな人でも速い人はいるだろう。とりあえず目標にしたのは、さいとーさん、スワコの人、昨年表富士の優勝者、BR2のアミューズの人、あざみラインで2位だった人の5人。
スタートしてまず飛び出したのはお約束のヴィテスのK山さん。少し前を引いてお役目終了され、つづいてかっ跳んでいったのはユーキャンの人。飛ばし過ぎな感があったので、この人にはみんなノーマークだった。緩斜面が終わる頃に表富士の優勝者が少し先行。そこに上に名前を挙げたメンバーが全員ついていく。民家の少し勾配がある区間を過ぎて残ったのは5人。予想通りのメンツ。ここから遅れるわけにはいかない。
斜度が緩くなってきたところで表富士優勝者とさいとーさんが少し先行。ここでこの二人の強さに敵わないと思い少し後退。少しずつ2人に離される。スワコ、アミューズ、自分の3人が等間隔で追っていく。でも暫くしてこの二人からも遅れて早々に脱落。自分の気持ちの中で勝手に過去のみなの実績を考え、もはやここまでか。今日は入賞することが目的だから、がむしゃらについていき失速したくない。と消極的な考えが支配してしまいペースを落としてしまった。
切れたら最後、差はどんどん開く一方。そのうち後ろからユーキャン、トレックの人に抜かれる。これはマズイ。7位まで後退してしまったではないか。ここからまたスイッチオン。少し離されてしまったが、自分のリズムを保ち少しずつ詰めていく。緩斜面はギアをかけ心臓を休ませて、勾配があるところは軽いギアを回していく。追いついたところで少し休ませてもらい前に出る。
緩斜面が続くのでみんなで協力して行きたいところだ。ところが前を引くのは僕と違うクラスの人だけ。みんなきついのだろう。違うクラスの人は僕よりも早いスタートだったわけで、力が残っているとは思えないし、前に出てもペースが上がらない。たまにユーキャンの人が後ろからドッカンとアタックする。追っかけると体力を消耗するだけと分かっていても体が反応してしまう。集団がうまくかみ合っていない。
こうなったらもう自分のペースで引き続けるしかない。10kmの看板のあたりだっただろうか。足も回復してきたので、ギアを1枚入れて頑張る。もう前に出る人がいなくなり、後ろを振り向かずに走っていたから定かではないが徐々に後ろが少なくなってきている様子。
スキー場を過ぎて後ろを見るとまだついてきている人はユーキャンだけだ。別に前を引いてくれなくてもいい。後ろにいると思うと自分も気持ちを切らさず走る事が出来るから。この状態でひたすら自分のペースで走っていると、前方に4分前スタートのshigeちゃん発見。追いついて「後ろについてこい!」とカッコつけたはいいが、もうかなり辛い。ラスト2kmを切っていよいよ入賞も見えてきた。最後の下りでユーキャンが飛び出す。下りで両足が攣って終わったかなぁ思ったが、意地で踏み込み登りで再びかわす。最後は下ハン持ってもがいて5位でゴール。
終わった後ユーキャンの人に「ずっと後ろですみません。」と声をかけられた。リザルトみると4位の人から13秒遅れ。もう少しで追いつけるところまで詰めていたんだ。これも後ろにユーキャンの人がいたからかな。
時計をセットするのを忘れていたのでタイムは全くわからない。今回は入賞しか頭になかったからタイムは意識の中になかったんだ。入賞出来たのは嬉しい。昨日予想した通りの順位になったってことは、進歩していないんじゃないかなぁ?と一瞬思ったが、4位の人にタイムで肉薄したというのは成果ありだ。
次の表富士には昨年優勝者(八ヶ岳では2位)も出ると言っていた。今大会で3分以上差をつけられた人には全く歯が立たないのは分かっているけど、今度は後のことは考えずギリギリまでついて行ってみようと思う。


機材 
CR1
ホイール ZIPP303
タイヤ セルヴィッツィオコルセ 8気圧
48/34x13/26T 26は使わず。
ボトル 水半分
ウェア
夏用長袖、CRAFTアンダー長袖、レーパン


レース前日
9時にダハラさんと待ち合わせて関越で現地入り。順調に行って12時半には昨年と同じ店で鯉のうま煮定食を食べる。鯉のうま煮は先日法事で食べたものには敵わないな。
shigeちゃんカップルと待ち合わせて試走開始。初めて使うZIPPの感触を色々なギアを使って確かめながら。カーボンホイールって不思議な乗り心地だ。細身のタイヤだからかコツコツと振動を拾う。思っていた以上に硬い印象。でもタイヤはしなやかで接地感はしっかりある。乗って軽いかどうかはまだよくわからない。木曜日の筋トレで頑張ってしまったから足はバリバリ筋肉痛になっているし。shigeちゃん、ダハラさんの試走ペースが速かったので後ろからマイペースで走っていく。
受付を済ませて宿にチェックインしたのは16時頃。すぐにお風呂に入って、持ち込んだワインをエントリーリストを見ながら飲み始める。この時間が結構楽しかったりする。ひとりで半分弱飲んで酔っ払った状態で夕飯を迎える。とんかつは手をつけなかったけど、ご飯は4杯食べた。酔っていたから余計に食欲があるのか。部屋に戻って飲み直し。ワインを全部やっつけてしまいそうだったけど、レース前ってことで2/3で止めておく。ダハラさんは酒を飲んでいないのに20時前から半分寝ている。いい感じだ。僕もつられて眠くなって20時半に消灯。めちゃくちゃ早い。


レース後
表彰式まで大分時間があったので旅館に戻りお風呂に入ってから会場まで車で行く。リザルトをチェックするとどのカテゴリーの優勝者も前年よりもかなりタイムアップしている。走っている時あまり風を感じなかったってことは追い風だったんだろうか。
shigeちゃんも入賞しているかと思ったが残念ながら8位。でも自転車始めて3レース目でこの結果はたいしたものだ。
今度は台の上に乗りたいな。

機材は申し分ない

峠の釜めしを食べて関越で帰り19時過ぎ帰宅。多少渋滞にはまったけどダハラさんとレースの反省会しながらだったので楽しく過ごせた。二人とも反省なんて少しもしていないんだけど。楽しかったからいいか的なのりで。
帰宅後は家族に5位入賞の自慢をしたんだけど、反応薄いんだよな。30代は層が厚いとか、今回は今まで入賞した中でも一番メンツが濃かったとか、参加人数が昨年の倍近くいたとか、そんな事誰も興味ないよな。やっぱメダルとかトロフィーもらわなきゃインパクト弱いのかも。とりあえず昨日果たせなかったワイン1本をダラダラと飲みほしてレース後の余韻に浸っておいた。