表富士自転車登山競走大会 U40の部 レースリポート

結果 4位/185人エントリー  59分23秒 TOP差 3分35秒

5時起床。6時半くらいに会場着。エントリーをすませアップ開始。30分の間で心拍180まで2回上げた。空も晴れてきて気温が上がり始めた。レッグウォーマーをとり、上は夏用の長袖。今年はスタート地点も暖かく長い待ち時間も辛くなかった。昨年の優勝者Nさん達とお話しながらスタートを待つ。


最前列からスタート。そんなにダッシュしたわけではないが先頭になりしばらく走る。ペースは速くないと思うが誰も前に出ない。なるべく集団を小さくしたかったのでそのまま走る。しばらくして後ろをちらちら見ていたらNさんが出てくれた。3km過ぎのスカイライン入口ではすでに4〜5人くらいになっていただろうか。辛いがまだ限界までは達していない。前にNさん、後ろはスワコの人(この時もう一人いたがノーマークの人だったので違うクラスだと思っていた)今日はとにかくNさんとスワコの人についていく。これしか頭になかった。このままいけば少なくとも3位になれるからギリギリまで粘ろうとしたのだが、、。


スタートから4kmもいかないうちに一定ペースのNさんからちぎれる。それともうひとり、軽いギアでクルクル回して驚異的なスピードで抜いていった赤いジャージの人を違うカテゴリーだと勘違いしてしまった。こんなに早く後ろのクラスが追い付くわけないのに、、、。少ししてスワコの人にも抜かれる。この時点でも3位だと思っていた。今日は吐きそうになるまでついていたから、千切れた後は全くスピードが乗らない。しかも足も全く回せずフミフミでいく。


何km付近か覚えていないが、後ろから5位と6位になった人が追い上げてきた。もはやこれまでか。ただ千切れた後はマイペースだったので呼吸は落ち着いてきている。二人はかなり息が荒い。再度消えかかっていた火がついて、少し同じペースで走って回復してきたら引き離しにかかる。しばらくは後ろを見なかったけど、つづら折りでも視界にはいない。とりあえずひと安心。


残り5kmを過ぎどんどん空気が薄くなってくる。足は回らないし、過呼吸で気管支も痛い。おまけに両ふくらはぎが攣り始めもう限界に近い。体感では八ヶ岳よりも走れていない。ラスト1kmがとても長く感じる。後ろをみても同じクラスの人は近くにいないが、体は完全に終わっていた。頭の中は真っ白、そのまま気絶してしまうかと思うくらい辛かった。なんとかそのままゴール。タイムは目安としていた58分切りに遠く及ばず。でも3位に入った?とこの時は喜んでいた。


ゴール後みんなと話していて、僕を抜いていった赤いジャージの人が同じカテゴリーの人と気づく。表彰台だと思っていたのに、、ショックだ。というかマヌケである。どのみち3位の人とは1分半も差があったわけで、抜かれたと気づいていてもどうすることも出来なかったが。4位入賞はもちろん嬉しいが、なんだか複雑な気分だった。


ポラールで記録取り
平均心拍 184
最高心拍 195
平均ケイデンス 71
最大斜度 16%
平均斜度 7%
獲得高度 1125m


レースで心拍計をつけたのは2003年のおきなわ120km以来だ。その時の平均心拍は184と同じ。平地でもがく時よりも最高心拍は低めだ。ケイデンスはやはり低かった。斜度がきついというのもあるが、もう少し軽いギアをクルクルまわしたいところ。今回は回したくても苦しくて無理だった。これは次回の課題としよう。


レース後、表彰式まで1時間半もあるので練習するというT岡さんにお供して御殿場方面に下り登り返す。11kmの登り。どうして今回は回せなかったのだろうかあれこれ考えながら走る。とはいえもう疲れきっている。なにも思いつくわけもなく斜面と格闘して終わり。帰りの身支度をしたらちょうど表彰式の時間となった。表彰式は長かったけどミス富士山が綺麗だったから癒された。


機材&ウェアは八ヶ岳と同じ
タイヤの空気圧はシリカのポンプで10気圧まで入れた。
実際は9くらいしか入っていないと思うが。