2009年 ツールド八ヶ岳レースレポート

結果 男子D 36-40 3位/170 1時間6分39秒 TOP差25秒 公式リザルト


スキー場付近 3人で  Mさん、写真ありがとうございます!



6時起床。宿の朝食で軽めのおかず&ごはん2杯食べる。
7時からローラーで40分。15分くらいかけて徐々に上げて行き185までx2。
ウィダーインゼリーを補給。
8時半までに会場へ行けばよいので8時20分までリラックス。宿から会場が近いのが嬉しい。
荷物を預ける前に最後の補給でカーボショッツ。


目立つ格好だけに3列目くらいに並ぼうかと思っていたが、スタート位置は一番前の真ん中。
なんか最初に飛び出さなければいけないような位置だけどゆっくりスタート。
平坦で前を引き始めたのは予想通りスワコのKさん。2番手で進んでいく。
ノーマークな人が飛び出していったがみな静観。
Kさんが平坦を引き終わり、少し飛び出した人と差がついた格好。そこでさいとーさんが出てくる。
これも完全に思っていた通りの展開。後ろにピタリとつく。
急な坂を終え、しばらくして前を行く人をパスして、集団はすでに7-8人だろうか。
有力どころは皆いる。さいとーさんの後ろでどれだけ粘れるか。今日はこれに尽きる。
なので間に誰も入れず常に2番手。taizさんも冷静に僕の後ろにいる。
後で聞いた話だが、ワンピがピカピカとオーラを放っていて誰もtaizさんと僕の間に入ってこなかったらしい。
ワンピ効果は絶大だ、、。


九十九折になったところでさいとーさんがじわじわとペースアップ。
ギアをかけず回転で対応する。心拍計はつけてないので分からないけど9割くらいまで上がっているだろう。
ペースが一定で緩斜面で速い。そこで遅れないよう注意して走る。
そろそろ斜面が終わり平坦基調になるあたりで振り返るとtaizさんがいない。これは想定外だ。
さいとーさん、僕、T2さんという面子で平坦へ。


ここからは王者の独り舞台
というか、僕とT2さんは金魚の糞状態。全く前を引けず。
さいとーさんに「ごめん!前出る余裕ない!」と早くも敗北宣言。
あとはどこまでついていけるかだ。T2さんもかなり苦しそう。


チェーンが外れる、、。
アウターからインナーに変速した時、あれだけ調整したにもかかわらず、チェーンが落ちた。
幸いアウターに戻したらなんとか引っかかってくれて元に戻った。
なので集団から少し離れただけですぐに復帰。
親指の皮がむける程変速調整を繰り返してやったのに。自分のメカ音痴っぷりに腹が立つ。


平坦が終わり少し復活してスキー場を過ぎた辺りでさいとーさんに並びかけると(写真はその頃)
「もう足いっぱいだよ!」と言っている。それなのに沿道に目をやり「あのメガネの子好みなタイプ!」と余裕そうな発言も、、。
僕はさいとーさんのオケツしか見ないで走っているからそんな余裕は全くなし。


残り5kmくらいなところだろうか、T2さんが遅れ始める。
これはチャンスと思い少しペースを上げるも自分もイッパイイッパイ。
「T2さんは終盤で遅れたらもう追いつかないでしょ」と少し安心し、「どのみちさいとーさんの優勝で、俺もよくここまで頑張った!2位になれそうだし。」と弱気になり始める。
それが20km経過地点、残り4kmの看板だった。こうなったら足が回らなくなり徐々に離される。
あとは淡々と回すだけ。


ところがどっこい、T2さんの巻き返し。
「まだ諦めるのは早いよ!さいとーさんに追いつけるよ!」と言いながら抜いていくではないか。
流石に面食らって少し距離を開けてしまった。
残り2km、さいとーさん、T2さん、僕の距離は等間隔。みなペースは同じだ。
最後の下りで足がつって少し遅れるも、T2さんがゴールを間違え駐車場辺りでもがいている。
これはまだ追いつくかもと、必死でスパートをかけて差を詰めたが5秒差が精一杯であった。


今まで何度かヒルクライムレースで入賞した。しかしそれは序盤で先頭から遅れてひとり旅もしくは入賞争いしかしたことがなかった。
今回初めて先頭がゴールするところを見れる位置で走ることが出来た。
着実に勝負できるところまで来たのだと手応えを感じるところでもある。これは素直に嬉しい。


正直レース前は練習での調子が良くなかったのもあり、あまり期待していなかった。
taizさんもしくは、さいとーさんが勝つだろうし、他のメンバーも有力どころが集まっているのもあり、あわよくば入賞をと考えていた。今まで出た年齢別で一番層が厚いのではないだろうかと。
そんな気持ちを一蹴したのが前日のT岡さんからのメール。
「粘りです。昨年よりはるかに実力上がってますからゴールまで諦めないで。」と。これは嬉しかったな。
単純なので、こう言われるとめちゃくちゃモチベーションがアップする。一番身近でたくさん一緒に走っているしね。
そういえば、さいとーさんに「今年も年齢別出てよ!勝負挑むから!」と酔っ払って宣言したではないか。
練習も昨年以上にやっているし、体重も軽い。練習でイマイチでもレースではやってきた力を発揮できるぜ!
と気持ちを切り替え酒を飲みながら走り方を考えた。それでレポートに書いたような走りになったってわけ。


最近は脚力がないから力をつけたいとギアをかけて走ることが多かった。
けど、本来の走りは回転重視であり、T岡さんにも練習と同じような走りをした方が良いですよとアドバイスももらっていた。
今回は意識してギアを1枚軽くして回した。中盤までは90回転以上。後半はさすがに落ちたが平均で86と前回のヤビツTTの75くらいから10も上がっている。これは上手くいった。
それとやっぱりコンパクトクランクにしてよかった。これもリズム良く回せた要因であろう。
気分的な問題かもしれないけど、人が39x25の時に自分は1枚軽くしたい。34x23は保険だけどそんなギア。
軽いギアがあると思うだけで精神的なゆとりが生まれる。
39x21を使っている人を見ると自分は34x18-19とその間に2枚もあるではないかと思える。
実際走りながらそんなこと考えてないけど。動物的勘のみなので。


今回の仕様

このタイヤは気に入っているけど、見かけ重視だとサイドも黒だな。
次はコルサCXの新しいのにしよう。


前日
ダハラさんと7時15分待ち合わせ。横川SAでtaizさんと合流して、11時過ぎには現地へ。
準備をしてゆっくり走り出す。話ながら景色を楽しむ。taizさんの足が軽そうだ。
13時に受付を済ませ、下って蕎麦を食べてから宿へ。
風呂に入ってビール飲んでリラックス。酒を我慢しているtaizさんの横で美味しく頂く。
更にワインなんか開けちゃったりして。
夕食は18時から。ご飯は5杯食べた。明日のエネルギーになってくれるだろう。
軽くワイン飲んで22時には爆睡。


まずはカッコからのオヤジ二人、、。当人が幸せならOKってことで。
家族からは放置プレイ、野良犬状態なのも共通点。